アリは〇〇を食べるのか!?今回はご飯のお供、鮭フレークで試してみました。
寒くなってるくると動きが鈍くなる蟻ですが、10月に入り飼育している蟻たちも餌の量が減ってきました。これからは冬ごもりに備えて吸える系のエサでお腹に蓄えてもらいたいのですが、まだまだ食いしん坊な幼虫をたくさん抱えているコロニーがあるので、鮭フレークを投入します!
実は鮭フレークを蟻に与えるのは有名な話で、鮭フレーク=アリが大好き というのが僕の中での定説です。
しかし!僕の飼育コロニーでは今まで全く鮭フレークを与えたこのがなかったんです。そこで、活動の鈍り始める10月に初めての鮭フレークに挑戦してみました。
目次
スーパーで安かった鮭フレーク
これを使います。鮭フレークはご飯のお供にも、おにぎりの具にも大活躍な食材ですから、買い置きしていても損はないエサですね!
いつものように、餌皿にセット。これを幼虫の活動が未だ活発なコロニーに与えます。
今回協力してもらったコロニー
クロヤマアリ
まだまだ幼虫がいる秩父産のクロヤマアリ。なんでも受け入れてくれるので、鮭フレークも喜んでくれるはず。
トビイロケアリ
標高2000メートルの亜高山帯(山梨県産)のトビイロケアリ (仮)もともと寒い気候条件で育ってきた系統のトビイロケアリなのでまだまだ活動的です。幼虫もまだいるので期待できそうですね。
ムネボソアリ
久々に協力してもらう蟻です。樹上性の蟻で、枯れ枝内に巣があります。冬の枝折り採集でよく見つかる蟻です。最近非常に活性が高く、なんでも食べてくれるようになってきたので、鮭フレークも問題ないでしょうかね。
シャケフレークを投入!
いつものように、それぞれの餌場にシャケフレークを投入します。最初は気づかないことがほとんどなので、今回も20分ほどたってから様子を見てみます。
約20分後
ムネボソアリは最近の活発具合からも想像できましたが、めっちゃ食いつきがいいですね!実は先にゼリーを与えていたにもかかわらず、鮭フレークにほとんどが食いついていますね。
こちらはトビイロケアリですが、まだコロニーが小さいながらも鮭フレークを食べに来ているようですね。
クロヤマアリは1匹で巣まで運んでいる様子。足伸ばしている様子がちょっとかわいい…。
10月ということもあり、若干活動が鈍っているアリたちですが、今回の3種はみんな鮭フレークを食べてくれました!たぶんもっと活発な時期に与えたら相当良いエサになりそうですよね。基本は汁系のエサではないので、幼虫が活動しているコロニーに与えるのが適しているのかな、と思います。