【2024最新】最強のアリのエサ厳選7選!飼育に常備すべき餌20種類まとめ【蟻飼育】

アリの飼育で欠かせないもの。それは「エサ」でしょう。

餌がなければアリは飢えて死んでしまいます。そりゃ生き物なんだから当たり前なんですが、アリ飼育にはそれほど重要ってことなんですよね!

というわけで、今回はアリを飼育する際に常備しておきたいオススメのエサをご紹介していきます!どれも、私がアリの飼育で欠かさず常備しているものなので、皆さんのアリも喜んで食べてくれるはずですよ〜!

ちなみに、私個人のランキングも掲載しています!一つの参考に、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪

「アリのエサ」私のオススメを紹介

アリの餌
大きなものから小さなもの、見たこともあるものや、「何これ?」ってものまで。我が家ではこんな感じでアリの餌を管理しています。アリの餌は大きく分けると3つに分かれるのですが、一つが「蜜系(糖類)」、2つ目が「動物系(タンパク質)」、最後が「植物の種子」となります。

  1. 蜜系(糖分)のエサ:蜜エサ
  2. 動物系(タンパク質)のエサ:肉エサ
  3. 植物の種子

最後の植物の種子は「クロナガアリ」という種子食のアリがエサにしますので、基本的には蜜系と動物系を用意しておけば大丈夫でしょう!

結論:私はこのエサをメインにしています!

この下にそれぞれのエサの詳細を書いていきますが、まずは私がアリ飼育のエサとしてメインで使っているものベスト7をご紹介します!

  1. 昆虫ゼリー(プロゼリー)
    万能なエサなのでとりあえず与えるエサとして最も使用!【購入する
  2. メープルシュガー
    どのアリも好み常温保存できる便利さ!【購入する
  3. デュビアSSサイズ
    管理が楽、それでいてアリが好むサイズ感!【購入する
  4. ミルワーム
    安価な生餌、管理も容易、言うことなし。【購入する
  5. ヒラタコクヌストモドキ
    あんつべが世に広めた極小生き餌【購入する
  6. レッドローチSサイズ
    柔らかいゴキちゃん、食いつき良好【購入する
  7. スイーツパウダーPro
    専用設計だから安心!アリが飛びつく喫食性。【購入する

いろいろなエサを常備しアリに与えていますが、結局は常用するエサはある程度決まってきます。

正直、現在では上の7つしか使っていません!

気が向けばその他のエサも与えていますが、実際には上記エサだけで十分飼育が可能です。

とは言え、この7種類以外にもアリのエサは沢山あります。これから先は、私がアリのエサとして常備、使用したことがあるものを細かくご紹介していきます!

蜜系のエサ(蜜エサ)

アリの餌といえば、甘い蜜っていうのが一般的ですよね!やはり蜜のエサはアリの大好物です。自然界では花の蜜や樹液、アブラムシなどの甘露からエサを得ていますが、飼育下ではそれを準備するのは難しいと思います。そこで、我が家ではどの家庭にもあるような砂糖などをアリのエサに使っています。では、蜜系のエサからご紹介してきます!

砂糖(砂糖水)

アリのエサの砂糖
まずは砂糖です。”アリの好物=砂糖”みたいなところありますが、実際にアリは砂糖が大好きです。正確には砂糖ではなくて砂糖を水で溶かした砂糖水が大好物。エサとしてアリに与えるときは砂糖水を与えてくださいね!

ちなみに我が家では砂糖の種類を3種類使い分けています。「上白糖」「きび砂糖」「黒砂糖」。同じ砂糖だとアリも飽きるようで、それぞれを順番に使ったり、混ぜたりしてアリが飽きないように工夫をするといいですよ!

個人的には、砂糖の中でも嗜好性の違いを感じています。具体的には、

  • 最も食い付きが良い:きび砂糖
  • どのアリにも好評:上白糖
  • アリにより好みが分かれる:黒砂糖

こんな感じです。もちろん、種類ごとやコロニーごとにぜんぜん違う反応をされることが多いので、絶対に!ということは言えません。ですが、黒砂糖を意外と好まないアリが多かったりと、砂糖の種類による違いを感じるはずです。

 砂糖の与え方
砂糖を水に溶かして砂糖水にしてから与えましょう!

はちみつ

アリのエサ「はちみつ」
はちみつも砂糖と同じく家庭に常備されていることが多いと思います。

もちろんアリもはちみつが大好きですのでアリに与えてOKです!人によっては、「はちみつには微量の農薬が含まれている可能性があるからアリのように小さい昆虫には与えるべきではない」と考える方も多いようです。私は昔からはちみつを与えていますが、アリが突然死するなどの現象は起きたことがありません。

ただし、ハチが運んできた花の蜜に農薬が付着している可能性もゼロではないと思うので、気になるのであれば控えるべきかな、と思います。

 はちみつの与え方
蜂蜜は粘度が高いので水で溶かしてから与えるのがオススメです!溶かしてサラサラしてくればOKです。

メープルシロップ

メープルシロップは楓の樹液ですから天然の蜜エサとしてとても重宝します。飽きられる場合も多いですが、なんだかんだで食べてくれる良好なエサですよ〜。

 メープルシロップの与え方
そのまま与えても水で薄めてもOKです!

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メープルシュガー

私がメインで使っているのは、実はこのメープルシュガーと後述する昆虫ゼリー(プロゼリー)です。
メープルシュガーはメープルシロップを粉末にしたもの。都度、溶かして与えるので管理が非常に簡単です。単体で使ってもいいし、他のものと混ぜて使うのもオススメです。

 メープルシュガーの与え方
水で溶かして与えます。私はアミノ酸やトレハロースを混ぜて使うことが多いですね!

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昆虫ゼリー

昆虫ゼリー
クワガタ用の高タンパク質ゼリーがアリのエサとしてオススメです。アリを飼育する上で糖分とタンパク質が大切な栄養になるのですが、高タンパク質ゼリーならその両方一気に補えるので楽なんですよね。

これは昆虫専用品なので別途購入する必要がありますが、長持ちするので買って常備することをオススメします。(このゼリーは栄養価が高いのでカビも生えやすいです。与えてから24時間経過したら回収しましょう。)

 昆虫ゼリーの与え方
そのまま与えればOK!一度に使い切れないので、数日で使い切れるなら冷蔵庫にて保管、1週間以上使い切るまでかかる場合は冷凍庫にて保管しましょう。

スイーツパウダー

スイーツパウダー
こちらは、あり巣in undergroundさんオリジナルの蜜エサです!

砂糖のように結晶状態で販売されていますので、水に溶かして液状にしてから与えるエサですね。こちらも非常に食いつきがよく、ほとんどのアリにおすすめできますよ〜。詳細はスイーツパウダー専用の記事を書きました!こちらをご覧ください!

 スイーツパウダーの与え方
水で溶かしてから与えます。溶かしてサラサラしてくればOKです。
 

蜜系その他

我が家では常備してないですが、他にも蜜系でオススメのエサがあります。例えば、甘酒はオオアリ類が、かき氷シロップはコハクオオアリが好んで食べてくれる印象です。

その他の蜜系のエサ

  • 甘酒
  • かき氷シロップ
  • 炭酸飲料
  • バナナやりんごの蜜(腐りかけ)

 

動物系のエサ

動物系のエサは生きたエサと商品化されエサがあります。オススメは生きたエサなのですが、抵抗がある人も多いと思います。そんなときはフリーズドライ品や粉末タイプ品などで代用することも可能です。

ミルワーム

ミルワーム
ここからが生きたエサたちです。で、まず最初はミルワーム。

エサの中でも一番有名なエサではないでしょうか。これは本来、小鳥や爬虫類のエサなのですが、アリもよく食べてくれます。しかも1ケース200円ほどと安いのが最高なんです。我が家のエサで一番活用しているのはこのミルワームかも。

私が使用するミールワームはこちら

 ミルワームの与え方
ミルワームは硬いので、生きたまま与えても食べないことがあります。そのため、アリに与えるときは3つに切り分けてから与えるようにしましょう。

ヒラタコクヌストモドキ

この昆虫は私がアリ飼育界隈で初めて使った虫エサです。「非常に小さなミルワーム」という説明が一番わかり易いですね!小さいため大きなコロニーには不向きですが、数匹の小コロニーやヒメアリなどの小型種に最適なエサです。

あんつべから直接購入する(ヤフオク!)

 ヒラタコクヌストモドキの与え方
そのまま与えてOK!食いつきが悪いときは弱らせてから与えても大丈夫です。

ヒラタコクヌストモドキの専用記事も書いています!

シロアリ(ヤマトシロアリ)

シロアリ
シロアリはアリという名前がついていますが、実はアリではなくゴキブリに近縁の昆虫です。アリのような硬い外骨格がなく柔らかいためアリのエサとしては優等生なのです。もしかすると一番良いエサかもしれません。

シロアリは長期的な飼育が難しいので、定期的に屋外採集に行く必要があります。ものすごくいい餌なんだけど、常備するのがやや難しい。そんなエサですね。

 シロアリの与え方
そのまま与えてOK!ただし、兵蟻(大顎の発達した個体)はアリを攻撃する可能性があるため、弱らせてから与えましょう。

レッドローチ

レッドローチの管理ケース
レッドローチってご存知ですか?聞いたことが無い方もゴキブリ、と言えば分かりますよね!

このレッドローチは餌用のゴキブリで管理が非常に楽な種類として有名です。これも元々は爬虫類のエサなのですが、アリもメッチャ食べてくれます。シロアリの次に良いエサです。

オススメは最も小さなSサイズ。MやLはアリには大きすぎるので、Sサイズ以下のものを購入してアリに与えましょう!

レッドローチ
レッドローチはプラスチックなどつるつるの壁を登ることができないので管理の際に脱走される心配がなく、ケース内の乾燥を維持できれば悪臭も抑えられるので意外と長期飼育管理させることができます。
私が使用するレッドローチ Sサイズはこちら

 レッドローチの与え方
レッドローチは動きがとても早いので、与えるときは弱らせてからアリに与えます。Mサイズ、Lサイズの場合は、ハサミなどで小さくカットしてから与えましょう。

デュビア

デュビア
レッドローチと並んでアリのエサに最適なゴキブリがデュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)です。

むしろ、個人的にはデュビアの方が良いエサだと思っているほど・・・笑

デュビアの良い点は、動きがゆっくりなところ。このメリットは餌やりのときに感じます。レッドローチよりも捕まえやすいんです。「アリの飼育にゴキブリはちょっと…。」と躊躇されているなら、デュビアがオススメですね。

(生餌)デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ) SSサイズ (約100匹)

 デュビアの与え方
SSサイズのデュビアを弱らせて与えます。(※アリの種類によってはそのままでは食べてくれないことがあります)大きなアリやコロニーにはS〜Mサイズのデュビアがオススメです。

ワラジムシ

ワラジムシの飼育容器
野生のアリを観察していると、死んだワラジムシを巣に運ぶアリを見ることがあると思います。自然下でワラジムシはアリにとっての基本メニューなのでしょうね。購入しなくとも手に入りますし、飼育も簡単で悪臭もないので、家に常備することもできます。

ワラジムシについては専用記事を作りましたので、こちらもご覧ください。

 ワラジムシの与え方
ワラジムシはアリに襲われるときに粘液を分泌して攻撃してくるアリに付着させます。アリは付着した粘液を取り除こうとするので、そのすきにワラジムシは逃げることができるそうです。飼育下で与える際、粘液をアリが嫌がることがあるため、与える際は二等分に切ってから与えたほうが食いつきがいいです。

冷凍した昆虫など

冷凍した昆虫
冬場は屋外で餌となる昆虫が捕れませんので、バッタなどをタッパーに入れて冷凍させておきます。

熱帯性のハリアリは冬場も冬眠しないので、1年中動物系のエサが必要です。そんなときに冷凍昆虫があるとエサのやりくりが楽になるんです。ただ、日本産の通常のアリだけを飼育しているのであれば、冬場の冷凍させた昆虫は必要ありません。

 冷凍した昆虫の与え方
自然解凍させ、適当なサイズにカットしてから与えます。

肉や魚など

実は豚肉や牛肉などの食肉、アジやサーモンどの鮮魚などもアリのエサになります。

これらは余ったときに必要な分だけ与えることができるので意外とオススメです!特に食いつきが良かったのは、「タコ」!動物系のエサに困ったら、今晩の食卓で余分になった肉や魚で代用してみては?

 肉や魚の与え方
肉や魚を与える際は、臭いに注意してください。特に魚は1日以上置いておくと悪臭を放ちますので、与えたあとは必ず1日後に回収するように!また、エサ場から飼育ケース内に運ばれてしまうと、回収が困難ですので与える量も十分に注意して与えてあげてくださいね。
 

プロテインパウダー

プロテインパウダー
さきほどご紹介したスイーツパウダーの兄弟製品であるプロテインパウダー。こちらは、インセクト、ミート、フィッシュの3種類があります。
アリってコロニー毎に好みや好き嫌いが異なるので、種類を選べる点が良いですね!

例えば、「インセクトを与えてたけど、飽きられてしまったらフィッシュを与える」、みたいな使い方ができます。プロテインパウダーについても専用の記事を書いていますので、合わせてご覧くださいね!

 プロテインパウダーの与え方
水で肉団子を作るようにしてから与えるのがおすすめ
 

乾燥赤虫

乾燥赤虫
アリのエサの定番「赤虫」のフリーズドライ品です。

このまま与えてもいいですし、水で戻してから与えてもOKです。乾燥したままの場合は成虫ではなく幼虫に与えるつもりで与えてくださいね。(成虫は液状のものしか食べることができません)

乾燥赤虫はアリのエサ
ちなみに乾燥赤虫は我が家ではあまり使用しません。

というのも、生きたエサを与えていると、乾燥赤虫などを嫌って食べてくれなくなるからなんです…。贅沢ですよね。でも、乾燥赤虫は先程ご紹介した生きたエサ達のエサとして活用することができます。
私が使用している赤虫(アカムシ)はこちら

 乾燥赤虫の与え方
そのまま与えても、水で戻してから与えてもOK!

テトラフィン

テトラフィン
金魚などの鑑賞魚用のエサですが、アリも食べてくれます。これはそのままではなく、蜜エサなどに混ぜて与えるとよく食べてくれます。ただし、こちらも我が家では最近はほとんど食べてくれません…。贅沢ですよね。

 テトラフィンの与え方
水や蜜エサで戻してから与えます。

与えるバランスはどうする?

ここまでアリのエサをご紹介しましたが、これらをどれくらいのバランスで与えるべきなのでしょうか。

アリにもいろいろな種類がいるため一概には答えられませんが、蜜系のエサも動物性のエサもバランスよく与えるとこが大切です。

雑食性のアリの場合

クロオオアリ、クロヤマアリ、トビイロケアリ、トビイロシワアリなどの一般的なアリはどれも雑食性です。

これらのアリは蜜系のエサを基本に、動物系のエサも定期的に与えましょう。蜜系のエサを食べない場合は、エサの種類を変えたり、動物系のエサを中心にしてみるのがオススメ。

前述したとおり、アリは想像以上にグルメです。ですから、定期的に異なるエサを与えてアリに飽きさせないようにすることも大切ですね。

肉食性のアリの場合

ハリアリは基本的に肉食です。日本産のオオハリアリやトゲズネハリアリの飼育には小型の昆虫を与えましょう。

また、ハリアリは体に栄養をたくさん蓄えておくことができないため、ほぼ毎日餌やりをする必要があります。この点はとても重要です。

海外や沖縄産のハリアリの場合も同様に生きた昆虫を与えます。日本固有種より大型のものが多いので、その分餌の量も多くなります。

また、肉食性とはいえ、種類によっては高タンパク質ゼリーを与えると食いつくため、定期的に与えても良いと思われます。

まとめ

アリのエサは本当にいろいろあるので全てをご紹介するのは流石にできませんが、常備すべきエサは今回ご紹介したものでOKでしょう!

でも、アリに与えるエサで最も重要なのは”アリにとって安全”であることです。

雑食性のアリは何でも食べてくれるので、人間の食べ物もいろいろ与えたくなりますが、どんな添加物が入っているのか、ということを考えると、それがアリにとって本当に安全とは言えなくなってしまいます。

そんな私も、結構余り物などをアリに与えていますが、やはりできることなら自然界と同じようなエサを与えてあげたいですよね!結局は生きたエサや砂糖、メープルシロップなどが一番なのかもしれません。

みなさんも、今回ご紹介したエサを参考に、アリにとって安全でより良いエサを与えながらそのアリたちの好物を見つけてみてください。アリの種類やコロニーによっても好みはそれぞれ違いますので、いろいろなエサに挑戦して、自分にとってベストなエサを探し出してみてくださいね!

最後に、蟻飼育についてもっと詳しく知りたい!というあなたのために、「アリの飼育方法とオススメを解説!アリ飼育マニュアル」を書きました。
こちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです!

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