アリ飼育ケースの使用感レビュー!|Large Hybrid Nest ハイブリッドネスト大

アリの飼育に皆さんはどのような飼育ケースを使用していますか?

「自作している!」とか、「購入したときに付いていたケースで飼育している!」、「アリマシーンを使っている!」などなど、いろいろな飼育ケースでアリを飼育されていると思います。僕は基本的に平型飼育ケース推しなので、アリの巣型飼育ケースはあまり使用していないのですが、なかなかおしゃれな飼育ケースがあるということで、購入して実際にアリを飼育してみました!その名も「Large Hybrid Nest」!その使用感についてレビューしていきます!

Large Hybrid Nestとは?

この飼育ケースは、S-tillandsiaさんが販売するオリジナル飼育ケースです。Hybrid NestシリーズはすでにタイプがA〜Fがあり、いろいろな形状のものを選ぶことができるのですが、今回購入したアリ飼育ケースはハイブリッドネストの大型ケースになります。

大きさは横幅が16cm、高さが12cm、奥行きが2.5cmと、アリ飼育ケースの中では確かに大きな部類に入りますよね。素材はPLAというプラスチックでできており、一般的な石膏巣との大きく違うのはその軽さです。とにかく軽くて扱いやすいですよ〜。また、素材から考えると3Dプリンターで作製されていると思われます。

ケースを開封!

開封
こんな感じで飼育ケースとその付属部品が入っていました!この商品は全てがオリジナルなので、部品とかも全てきっちりサイズなのが良いんですよね!

ハイブリッドネスト
こちらがアリ飼育ケースの本体。ちょうどいい大きさです。蓋がアクリルなので傷防止の紙が付いています。

蟻飼育ケースハイブリッドネスト
これが飼育ケースです。やっぱ新品はきれいですね!

飼育ケース
裏側は保水タンクが2個付いています。色は黒ですが、赤茶色と黒で選択することができます。また、飼育ケース自体もクリームと白から選ぶことが可能!僕のセットはクリームと黒のカラーになっています。

アリ飼育ケースのスタンド
本体だけでも自立しますが、固定用のスタンドが付属していますので接続します。これもきっちりサイズ通り!

給水タンク
給水タンクは、付属のネジ回しでネジを緩めて外すことができます。

アリの巣の給水タンク
タンクの内部にはコットンが入っており、ここに水を染み込ませてケース内の湿度を保つ仕組みのようですね。給水タンクと重なるケース本体側にはスリットが入っており、湿気が通るようになっています。

シリンジで給水
コットンに注水するイメージ。すぐに使う予定なのでしっかり湿らせます。中が見えないので、透明だとよりいいですね〜。

飼育ケース側のスリット
飼育ケース側のスリットです。顎の強い蟻が食いちぎらないが心配ですが、材質的に大丈夫そうです。

アリ飼育ケースの横
ケースの横には接続用の穴が設けられています。購入時は片方に蓋用のキャップが付いていました。

餌皿
逆側にはサービスで餌皿を付けてくれました!嬉しいですね!

チューブで蟻飼育ケースを接続
ただし今回は餌場と接続するので餌皿は使用せず、付属品の8mmチューブ接続用アダプターにチューブを付けて使用します。

ハイブリッドネストの部品
これが入っていた備品たち。

蟻飼育ケースのサイズ比べ
他の飼育ケースと大きさの違いを比べてみるとこんな感じ。有名なアリマシーンと比べたかったのですが、持ってないので…。

アリを入れてみる!

ということで、早速ハイブリッドネスト大にアリを入れてみましょう!今回使うコロニーはこちら。

ミカドオオアリ
先日、とある山中で採集したミカドオオアリのコロニーです。ミカドオオアリって湿気をあまり必要としないアリですからこのハイブリッドネストと相性が良いと思うのですよね。個人的には石膏巣を嫌う樹上性のアリの飼育に使いたいと思っていたので、ミカドオオアリやヨツボシオオアリ、トゲアリなども良さそうですね!

ちなみに、ミカドオオアリを採集した記事はこちら

偵察アリが内部を調査中
さて、ケースにつなげて気長に移動を待とうと思っていると、真っ先に偵察アリがハイブリッドネストに入って来ました。

アリの偵察
2~3匹が入ってきて危険が無いか、敵がいないか、などを偵察しているようです。

ミカドオオアリと飼育ケース
10分もしないうちに沢山の働き蟻がハイブリッドネストに移動…。かなり順調に引っ越ししてくれていますね!

卵を移動する働き蟻
1時間くらいで卵や幼虫も移動させ始めたので、引っ越しは順調に終わりそうです。写真で取り忘れましたが女王も働き蟻に誘導されながらハイブリッドネストに入って行きました!

アリ飼育ケースのアリ
そして引っ越し完了!すごくアリの様子が観察しやすい!!しかもめっちゃオシャレじゃないですか??

ハイブリッドネストと餌場で飼育
現在は100円均一のPSケースを餌場にしてつなげています。餌場に移動するなどのことも起きていないのでハイブリッドネスト内でコロニーが安定しているようですね。ミカドオオアリも気に入ってくれたかな?

普段は平型ケースを使用しますが、こういう専用ケースもいいですね!今回はこのケースのレビューでしたが、また違うケースを購入したらご紹介していければと思います!

ハイブリッドネストを購入するなら

僕はヤフオクで購入しましたが、S-tillandsiaさんのサイトでも購入可能です。サイトで購入すると本体は現在4000円なので、ヤフオクよりも200円ほどやすくなっています。ヤフオクだとTポイントが使えるので、期間限定ポイントなどが貯まっているときはヤフオクの方がお得になる場合もありそうです。実際僕も、期間固定ポイント2000ポイントを使って購入したので、実質2000円ほどで入手できました。

S-tillandsiaさんのサイトをリンクさせていただきましたので、もし気になった方はご覧になってみてはいかがでしょうか?最近では前面と背面がガラス張りのアリ専用飼育ケースが完成したようで新発売されています。こちらもメッチャ気になる〜!

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