超高温の東京でアリは死なないのか!?

異常な暑さ。2018年、今年だけならいいけど、これが毎年だったら日本に住めなくなる絶対。

そもそも今年は、桜が咲くのめっちゃ早かったじゃないですか。多分その時点でこの猛暑は決まってたんですかね…。梅雨だって早く開けたし。この暑さはきっとそれの続き。

これが続いたら人間も弱るけど、野生の生き物はどうしてるの?そもそも、人間はクーラーあるから快適だけど、外の生き物はあの40度の世界にずっといるわけで…。

この前、気象予報士の森田さんがアスファルトは60度以上ってサーモグラフィ使って熱弁してました。

アリ、たぶん即死ですよね。

むしろ、アスファルトが60度って人間はいいですけど、イヌとかもヤバイですよね。火傷しないのか心配ですし、真夏の日中に散歩をさせるのは止めたほうが絶対に良さそうです。そして、真夏のアスファルト上をアリなどの生き物が歩いているイメージも無いわけです。

一応アリのページをやっている人間として、真夏の東京でアリが死んでないか甚だ心配です。

ということで、実際に死んでないか、ちゃんと生きてるのかを確認するためにアリの状況をしっかり観察して来ました!

8月も終わりの日曜日。

最高気温が余裕で体温超えの日中、午後2時という過酷な時間帯に近所のアリスポットを確認します。さすがに37度を超えてくる日は、身体中から汗が吹き出て来ますね^^;

これはパパッと観察して帰らないと自分が死ねるレベル。一眼レフとTG4を持って来ましたが、凝って撮影なんかしてる場合じゃありません。と、茂みを端から確認していくと、

トビイロシワアリ
いる。

全然いる!

普通に狩をしているアリたちが地上を這って歩いているじゃないですか!!

コレはひょっとすると全然心配なんて要らないのかも知れませんね。

シワアリ
パッと見ただけでシワアリが活発に活動していました。

ミミズを捕食するトビイロシワアリ
ミミズの死骸を捕食するトビイロシワアリ

37度の気温で活動するアリ
ヤマアリも全然普通にいるし。

サクラアリ
よく見ると、サクラアリもかなり活発に活動してます。

暑すぎて写真はテキトーに撮ってます。すいません。

他にもクロオオアリやクロヤマアリは、日差Maxのアスファルトの上を走り回っていましたが…。

50度は超えてそうな地表を、アリって普通に歩けちゃうんだ…。

めっちゃ逞しいアリの姿に、感心するわ〜。と、いうところで死にそうなくらい汗が出っぱなしだったので調査は終了!

東京のアリは逞しかった

日中は地中の巣の中で暑さをしのいでいると勝手に想像していましたが、意外や午後2時という1日で1番暑い時間帯に普通に地上で活動していました!その時の気温、37度超え。日なたはもっと暑かったと思います。

飼育していると、32、3度を超えると死にはじめるイメージだったので、それを遥かに超える40度近い環境ってヤバイんじゃないの?って考えは、自然界ではあまり関係なかったみたいですね。

温度計を持ち歩いているわけでは無かったので、日陰の草むらと日なたの草むら、アスファルトでどれくらい地表1〜2cmの気温が違うのかは分かりませんが、もしかしたら日陰の草むらの地表は意外と涼しいのかもしれません。

とはいえ、こんな環境が続いてしまうと、より暑さに弱い種類のアリたちが生息環境を失いかねないわけです。そして逆に南方系のアリが侵入し定着する恐れも高まってしまうと思います。

実際には、都市環境に適応できるような種類でないと定着は厳しいでしょうが、年を追うごとにその可能性は高くなっていそうですね。ヒアリはまだ大丈夫ですが、一線を超えてしまうと案外簡単に東京なんかでは定着してしまう恐れがありそうです。水際対策、今後も重要ですね。

にしてもこの異常な暑さ、本当どうにかならんものですかね〜。マジで暑い!

終わりに

あまりに暑すぎたので、近くの公園でアイスを食べながら休んでいると、垂れたアイスをクロヤマアリが美味しそうに吸っていました。

アイスを吸うアリ
都会のアリは、強いですね〜。

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