葛西臨海公園といえば、葛西臨海水族園ですよね!久々に水族館に行ってきたのですが、ほとんどの時間を昆虫観察、もといアリ観察の時間に使っていました…!魚もいいけどやっぱり蟻のほうが見ていて楽しいですね!
ということで、葛西臨海公園の蟻はどんな蟻がいるのかを見ていきましょう!
目次
葛西臨海公園のアリ
まず、駅を降りて真っ先に見つかるアリがいました。
クロヤマアリ
言わずと知れた、日本で一番目立つ蟻。葛西臨海公園駅前にめっちゃいます。公園に入らずとも普通に見られる蟻ですね!
ヤマアリ亜科ヤマアリ属の中型のアリ。
大きさは4.5mmから6mmほど。黒色ですが体毛の光の反射でグレーにも見えることも。足がやや長く、似ているクロオオアリなどとも簡単に見分けられます。
実はこのクロヤマアリは隠蔽種郡といわれ、形態が酷似した4種類に分かれるそうです。ただしほぼ分からないようでクロヤマアリで今のところ括られています。どこでも見られる一般的なアリなのに、まだまだ分からないことがあるってことが凄いですよね!このクロヤマアリも、実際にはクロヤマアリの一種としか言えないのが、もどかしいですが面白いです。
トビイロシワアリ
こちらも、どこでも見かける優先種です。今回もどこにでもいました。クロヤマアリと大きく違うのは大きさです。2.5mmくらいの細長い体型をしています。目でみると真っ黒に見えますが、よく観察すると「鳶色」の体色です。
写真は巣の入り口から出入りしているところ。かなりの数が出入りしています。
エサに群がるトビイロシワアリ。
結構巣口から遠い場所にあったので、このエサを巣口の近くに移動してみます。
少しずつ増えるアリ。
トビイロシワアリはこのように大きな獲物によく群がっていますよね。よく見る光景ですかね!
オオズアリ
オオズアリも非常に多いアリでした。
オオズアリの兵蟻
オオズアリの働き蟻
バッタの脚を運んでいるところ
オオズアリの特徴はなんと言っても兵蟻の存在でしょう。普通の形をした働き蟻とは別に、頭が異常に大きい兵蟻が存在します。この兵蟻がみつかればオオズアリってすぐに分かりますよね。
その他
観察ばかりしていて、写真を撮っていなかった蟻もいます。オオハリアリ、トビイロケアリ、サクラアリ、テラニシシリアゲアリなどなど、葛西臨海公園には多くの蟻が生息していました。実際には更に多くの種類の蟻が生息しているのでしょうが、僕のレベルではこれくらいです…。
なかなか都市公園でアリなどの昆虫を観察する機会は無かったのですが、都市部でもいろいろな種類のアリが生息しているのがよくわかりますね!今回見つかったアリはどれも普通にみられる種類ですが、その地域性みたいなものも多少感じられた気がします。葛西臨海公園に限らずですが、どこの公園にも普通にアリは生息していますから、改めて観察してみると面白い発見があるかも知れませんよ。