アリは〇〇を食べるのか!?今回は、たこ焼きでお馴染み「タコ」で実験!
タコって割りと余るんですよね。タコっていうと「たこ焼き」を作るときに買うんですが、たこ焼きって意外とタコをたくさん使うわけじゃないのでいつも中途半端に残ってしまいませんか?いつの間にか冷蔵庫で干からびてしまって申し訳なく捨てるのが本当に馬鹿らしくて…。なので、余ったタコをアリに与えます!!
目次
蟻はタコが大好きと予想
タコって見た目はミミズに似てますから、多分アリ好きなんだと思うんですよね。しかも、水中の生き物はアリってめちゃくちゃ好き好んで食べるので、タコの味もアリ好みだと思うのです。
ミミズのようでありながら、海の味がするタコは間違いなく「アリ好み」と予想します!
案の定、たこ焼きで余ってしまったタコ。
最近、ネットのライターさんがたこ焼きがアホみたいに美味しくなるレシピを公開してくださいまして、アホみたいにたこ焼きにハマっています。だからタコが余る余る。今回もたこ焼きがどうしても食べたくなってしまい、たこ焼きの具材一式を購入してきました。
そして、たこ焼き後。
タコ。やっぱり余りました。でも大丈夫。タコなら我が家のアリが食べてくれるはずです。
タコの小さな一部分といえどもアリにはちょっと大きすぎるので、各アリが食べ切れるくらいのサイズにカットして餌皿にセットします!てか、これを見て美味そう…。とか思っちゃったんですが、タコってひょっとして刺し身でも食べられますよね!!?
てことは、余ったらわさび醤油で食えばよかったのか…。たこ焼きでタコを使う以外に何も考えて無かったから、すごいもったいないことをしてたんですね。アリに与えるのもなんか勿体なく思えてきます。
が、今回はすでにアリ用の大きさにしてしまったので、コレはもうアリに与えます。
そしてしっかり与えたあとの食いつき具合を確認してみます!
アリのコロニーをご紹介
今回タコを与えたコロニーをご紹介します!
ウメマツオオアリ
自然があれば割とどこにでもいるアリ。光を当てたときの光沢が美しく、飼育中のアリでは好きなアリです。枯れ枝に住み着きます。
キイロシリアゲアリ
こういう実験のときは必ず使うアリです。好き嫌いが無いので、食べられるものなら何でも食べてくれる優秀さです。
ムネボソアリ
飼育環境下では肉食傾向のアリ。特に昆虫を好む傾向があるのですが、タコを気に入ってくれるでしょうか。ちなみに、餌場をキレイにできない散らかし屋さんです。
クロヤマアリ
東京の最普通種です。どこにでもいるアリです。雑食性が強いのでタコも食べてくれるはず。
今回は、この4種でためしてみます。
タコを投入!
それぞれの餌場にタコを投入します。
すぐにタコの存在に気づくアリ。キイロシリアゲアリはタコも同じように食べてくれるのでしょうかね。
クロヤマアリも入れた途端に、タコに興味津々の様子。
ウメマツオオアリは最近食欲不振ぎみでしたが、入れてから1分も経たないうちにこの通りがっつき始めました!これはかなり期待できそうですね。
そして30分後…
クロヤマアリがタコを巣の中に持ち帰ってしまいました。そして、女王アリ自らタコを食す。どうやらタコを気に入ってもらえたようですね。
キイロシリアゲアリもタコに群がって食べ始めてました!こちらも気に入ってくれた様子。ムネボソアリやウメマツオオアリも他と違わず、タコを囲って食してくれていました。
ということは、基本的に「肉食系のアリならタコだ大好き!」といっても問題なさそうです! アリに与える餌に困っているなら、余ったタコを与えてみるのも一つの手かもしれませんよ〜!
ちなみに翌朝…。
翌朝の状態を確認すると、クロヤマアリのちょっと気持ち悪い生態を観察することができました。割と気持ち悪いので覚悟してスクロールをお願いします。
タコに群がる幼虫。
アリの幼虫は自力では歩けないので、働き蟻が直接タコのところに移動させたのでしょう。タコに群がって幼虫自らタコを食す光景をみることができました。
そして、お腹がタコでいっぱいの幼虫たち。上には働き蟻が作ったであろうタコの肉団子も確認できます。
タコ。めっちゃ気に入ってくれたようですね!!最近与えた餌の中でも一番食いついていた気がするので、タコが余ったら、また与えてみようと思います!!