
アリを飼育し始めて数年。私も昔よりアリのことに詳しくなってきたかな〜なんて気がしています。でもでも、正直まだまで知らないことだらけですし、間違った覚え方をしているかもしれません。
最近はインターネットで多くの情報を無料で手に入れることができるようになりましたが、アリなどのニッチな情報って本当に少ないですよね。それに正しい情報が載っているとも限りません。そこで今回は、おすすめのアリの図鑑・写真集をご紹介します!
目次
アリハンドブック増補改訂第2版
フィールドに持っていくならこれ!
必ず持っておきたいアリの図鑑がこのアリハンドブックです。ページ数は100ページ強とライトなボリュームですが、その分より身近で見かけやすい種類に絞って解説されている良書です。
もとは2009年12月初版のアリハンドブックを、2018年9月にヒアリなどの特定外来生物3種を追加した「増補改訂版」としてアップデート。そして2024年3月には、さらに内容を刷新した「増補改訂第2版」が発売されました。第2版では生態写真50点以上・標本写真15点以上が新しいものに差し替えられたほか、「アリの探し方」「アリの撮影方法」という新パートがそれぞれ約10ページ追加されています。掲載種にも、イガウロコアリ・ヒラタウロコアリの2種と、要注意外来種であるツヤオオズアリ・アシナガキアリ・ハヤシトゲフシアリの3種が新たに加わりました。すでに増補改訂版をお持ちの方も、買い替える価値のある1冊です。

サイズは、縦18cm横11cm程度、厚みは1cmに満たないため、ポケットに入れることもできますし、かばんの中に入れても邪魔にならないです。私も自然にふれる機会があるときは必ず持ち歩いています!お守りみたいな感じですかね。
気になるのがアリの掲載種類ですが、約80種となっています。アリの種類の検索に使うのが基本ですが、
- アリの形態
- アリの生活
- 採集の方法
- 飼育の方法
- 標本の作り方
- アリの探し方(第2版で追加)
- アリの撮影方法(第2版で追加)
についても簡単に解説されています。特に初心者の方が知っておきたい内容が散りばめられているのでおすすめです。
身近なアリけんさくブック
この本の親切設計さは秀逸ですね。実際に紹介されているのは、22種と少ないのですが、公園やお庭など、身近にいるアリに絞っているので、むしろ判別が容易になっています。

なんと言っても、インデックス付のガッチリした本で、丈夫で見やすいところがおすすめです。また、2019年4月発売ですので最新の情報が掲載されている点もありがたいですね!
ただし、お子さんでも読めるように最適化されているので、もっと本格的な本でアリを検索したい場合は、次に紹介する図鑑がおすすめです。
日本産アリ類図鑑
そうです。これまで色々なアリの大型図鑑が発売されてきましたが、現時点ではこの「日本産アリ類図鑑」がおすすめです。発売は2014年と既に10年以上が経過していますが、未だこの図鑑がトップに君臨しています。

上記2種は初心者でも理解のしやすい内容でしたが、この図鑑はアリのカラー写真や標本写真だけでなく、図入りの検索表による分類が非常に役立つ図鑑となっています。278ページのボリュームでより専門的なため、ある程度アリの種類を知っている方におすすめです。
ただ、値段が約10000円と非常に高価な図鑑です。
気軽に購入するには高すぎますので、まずは気軽に…というのであれば最初にご紹介したアリハンドブックのほうが良いでしょう。
縦26cm横19cmで大型サイズです。家でじっくり見るのに適しています。ですが、本当にアリに興味があるなら絶対に家に一冊は持っているべきアリ好きに必須の1冊とも言えるでしょう。
写真集・専門書でおすすめの2冊
図鑑としてだけでなく、眺めているだけでも楽しい写真集や専門書も近年増えてきました。ここでは、アリ好きならぜひ手にとってほしい2冊をご紹介します。
蟻客 アリと共に生きる虫たち
小松貴・島田拓・丸山宗利という、好蟻性昆虫研究の第一人者3名による写真集です。アリの巣に居候する「好蟻性昆虫」だけを撮り下ろした、世界的にも類を見ない一冊。新種や新発見、決定的瞬間の写真も多数収録されています。
2025年11月19日発売、216ページ・A4変形判、6,050円(税込)。専門的な内容ですが、写真の迫力だけでも十分に楽しめます。
超接写 蟻 世界を動かす小さな巨人
世界中のアリを驚くほどの高精細さで超接写マクロ撮影した写真集です。原著者エレナ・スパイサー・ライスの写真を、「日本産アリ類図鑑」の著者としても知られる寺山守氏が監修。生態解説も充実しており、ビジュアルと知識の両方を楽しめる1冊です。
2021年8月刊行、144ページ・A4変形、3,190円(税込)。
まとめ
以上、実用的な図鑑3冊と、眺めて楽しい写真集2冊の、あわせて5冊をご紹介しました。正直、どれもおすすめなので全部手に入れても損はありません!「最近アリを飼育し始めた」「アリに興味を持ち始めた」という方には最初の3冊(アリハンドブック・アリけんさくブック・日本産アリ類図鑑)を、「もっと深く知りたい」「写真としても楽しみたい」という方には後半の2冊(蟻客・超接写 蟻)もあわせてチェックしてみてくださいね。
ちなみに、アリの本は今回紹介した5冊以外にもたくさん出版されています。どれも面白い本ばかりですが、買うのであればなるべく新しい図鑑(初版や改訂が新しいもの)を選ぶようにしましょう。アリの分類は10年前と今とでは異なることも多く、和名自体が違う種類も存在するので、古い知識を吸収しないためにも、最新の本を選ぶようにしましょう!







