飼育が楽しいアリはどれ?私が思うオススメの蟻4選!

アリの飼育を始めたいけど、種類が多くてどれにすればいいか分からない…。それに折角なら飼育が楽しい蟻を飼育してみたい!!
そんな方々のために、初心者でも手に入れやすいアリの中から、飼育がめちゃくちゃ楽しい!というアリを完全に私の趣味でいくつかピックアップします。

これは完全に個人的な見解ですので、どうか生暖かい目で見ていただけると嬉しいです!
また、飼育が簡単という訳ではなく、飼育が楽しい!という基準で考えていますので、その点もご理解くださいね〜。

蟻飼育が楽しい!と感じたアリ4選!

オオハリアリ

オオハリアリ
このアリは私自身苦手な種類なのですが、実はめちゃくちゃ楽しいアリでもあります。

苦手っていうのは何度か全滅さてしまった経験があるためですが、実は現在飼育しているコロニーがあります。
私の個人的な感覚だと、上手くいくコロニーとダメなコロニーとで飼育の楽さは相当違う印象です。

さて!なぜこのオオハリアリが楽しいのかというと、「狩を観察できる」ことと、「食欲旺盛」という点でとても推せるアリです。

純粋な肉食を示すアリで、シロアリの捕食者と言われています。飼育下ではシロアリやコバエ類などの小昆虫を与えると積極的に狩りを行う姿を見ることができます。大顎で獲物を捕らえ、腹部の毒針でとどめを刺す姿はアリ好きなら一度は見ておきたい姿でしょう。

オオハリアリ
そして、食欲旺盛で動き回る習性があるため見ていて飽きません。世話焼きな人ほど飼育が上手くいくアリかもしれませんね。

オオハリアリはハリアリの名の通りお腹に毒針を持つ昆虫です。飼育の際は刺されないように要注意なアリですが、実は導入のハードルは高くありません。

最近では販売されている

アリの飼育にはアリ採集が基本ですが、アリを購入することだってできます。最近ではオオハリアリも例外ではなく、アリ販売ショップでの取り扱いもある程です。

もし自分でオオハリアリを採集したい!というのであれば、河原沿いの公園や昔からある公園など至るところで採集することが可能です。私の実家(関東)敷地にも普通にいる種類なので、自力で見つけたい!という場合は探してみてくださいね。ちなみにオオハリアリは石の下やプランター下などに集団で固まっていることが多いので、そういう場所を重点的に見ると見つけやすいですよ〜。

▼オオハリアリの採集には吸虫管を使うのがオススメです。

 オオハリアリの飼育メーター
飼育の楽しさ:★★★★☆
飼育の簡単さ:★★★☆☆
導入の容易さ:★★★★☆

オオズアリ

オオズアリ
このアリは大きなコロニーでの飼育がとても面白く楽しいアリです。
一つのコロニーに複数の女王アリがいることも多く、こまめに飼育すると働きアリが爆発的に増えるため「コロニーを大きくする楽しさ」があります。
また、オオズアリも複数の働きアリが協力して狩りを行うため、生餌(シロアリなど)を与えたときのダイナミックな狩りを観察することができるでしょう。

オオズアリ
比較的暖かい地域に生息するアリのため、自分で採集するには生息地に行く必要がありますが、生息地では優先種であることも多く採集は容易です。私の採集経験だと、地面に接地した物(石や置物など)の下や朽木の中、埋設木の中でよく見ることができた種類です。

 オオズアリの飼育メーター
飼育の楽しさ:★★★★★
飼育の簡単さ:★★★★☆
導入の容易さ:★★★☆☆

クロオオアリ

クロオオアリ
私が大好きなアリですが、このアリは飼育が本当に楽しいです。まず、どのアリより安定しています。飼育が本当に容易なんですよね。

ただ、楽しさとしての魅力はそこではありません。何かというと、「大きいから観察が楽しい」ということなのです!

アリって日本だけで300種近くが生息していますが、その中で最も大きいアリがこのクロオオアリです。体長が12mmにもなる働きアリが、自宅の飼育ケースの中で生活している姿を365日観察できる、ってだけで凄くないですか?

私が最初のアリ飼育に勧める種類である理由もそれが大きいですね。サイズが大きく食欲旺盛なので飼育しがいがありますし。

クロオオアリ
アリには1〜2mmほどの小さなアリもいますが、初めて買うのであれば、大きいアリの方が絶対におすすめですよ〜。

クロオオアリは、女王アリ1匹からの飼育も簡単ですし、コロニーを購入して飼育し始めるのもいいですね。
女王アリ1匹からの飼育なら、新女王アリを採集するのも一つの手です。

 クロオオアリの飼育メーター
飼育の楽しさ:★★★★☆
飼育の簡単さ:★★★★★
導入の容易さ:★★★★★

▼クロオオアリについて詳しくはこちら

クロヤマアリ

クロヤマアリ
そして4つ目のアリがクロヤマアリです。
他の記事でもキングオブ都市のアリとご紹介していますが、そんなクロヤマアリも飼育するとめちゃくちゃ楽しいです。

ここでご紹介した上記3種に比べ、振動や光などのストレスに敏感な種類ではありますが、大きなコロニーならそれも心配いりません。

クロヤマアリの楽しさは、「増えるスピード」「身近なアリの裏側を知る楽しさ」「何でも食べる従順さ」です。加えて働きアリの体長も5mm前後とアリの中では大きい部類で観察しやすいですね。

特に私は何でも食べてくれる従順さに惹かれています。もちろんアリが食べるエサだけに限られますが、好き嫌いが無く飽きもあまりないという優秀さです。何でも食べてくれると悪い気はしないですもんね。

我が家のクロヤマアリは埼玉県の秩父盆地産のクロヤマアリです。数百頭の働きアリがいますがこれも2年ほどのコロニーです。

非常に強いアリなので初心者の方にもおすすめな種類ですよ〜。

 クロヤマアリの飼育メーター
飼育の楽しさ:★★★★☆
飼育の簡単さ:★★★★★
導入の容易さ:★★★★☆

まとめ

今回ご紹介したアリはどれも身近なアリです。初心者の方でも飼育を始めやすいアリですので、是非参考にしていただければ嬉しいです!
ただし、一番最初に紹介したオオハリアリは若干クセの強いアリのため初心者向きではありません。「飼育が簡単でありつつ、楽しさも求めている!」という場合は、それ以外のオオズアリ、クロオオアリ、クロヤマアリが私個人のオススメです。
もちろん、今回ご紹介した種類以外にも楽しいアリはたくさんいます。今回は4種しかご紹介できませんでしたが、本当に沢山の種類のアリがいますので、自分なりに楽しいアリを調べて見つけけみてもいいかもしれませんよ〜。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事