写真撮影はスマホで十分なクオリティが出せる時代。
カメラの知識がなくても、その人のセンス次第で十分自由に表現ができるようになってきましたよね!良いことです!私はセンスの欠片もないので、一眼レフカメラの性能に頼ってきましたが、写真にも「センス」が必須の時代に突入したような気がしてます。
しかし、まだまだスマホでは写せないものが少なからず存在します。
今回はその一つ!小さな生物であるアリなどの撮影にめちゃくちゃ強い「オリンパスTG-5」をレビューしていきます!私のアリ撮影のメインカメラとして未だに活躍する小さくて使えるヤツですよ~。
目次
オリンパスTG-5(TG-4)とは
オリンパスのタフカメラToughシリーズの最高峰モデルがこのTG-5。防水、防塵、耐衝撃性など、タフな環境下でその威力を発揮する有名なデジカメです。アウトドアシーンでの使用を想定されたカメラなのですが、このTG-5はそのマクロ性能が半端ないのです!!私が所有しているものはTG-5ですが、旧機種のTG-4も発売されています。しかし基本的には同じような性能ですので、ここでは一括りにしてご説明していきますね!では、そのマクロ性能の魅力についてご説明してきましょう!
ちなみに2019年7月26日、TGシリーズに「Tough TG-6」が新発売となりました!TG-6はTG-4、TG-5に続く機種となっており、形や機能に大きな変更はありません。唯一大きな変更となったのは水中のマクロ性能が向上した点でしょうか。アリなどの昆虫撮影であれば、4,5,6ともキレイなマクロ撮影ができるので、価格などを見ながら自分に合うものを選んでみるといいですよ!
やばすぎるマクロ性能
先にも書きましたが、TG-5を買う意味はほぼコレです。マクロ性能が本当にヤバすぎます。2ミリのアリが普通に撮れます。
「性能がいいなら数値で示せ!」という方もいると思いますが、ここはTG-5を使ってみた事実だけ取り上げてTG-5の良さをご説明していきますね!
まず、スマホとの比較をしてみましょう
マクロを比較するなら、小さなものを撮影するに限ります。もちろんアリが題材なのでアリで比較できれば一番なのですが、アリって動きまくるから同じ画角で比較するのってまじで不可能なんですよね…。ということで、動かなくて小さいもの。
小さくて、家に必ずあって、動かないもの、といえば、炒り胡麻です。この炒り胡麻を接写撮影して比較しましょう! ちなみに上の画像はiPhone7plusで限界まで近づいて撮影したゴマです。もっと近づける気がしていたのですが、めっちゃ小さく写ってます…。なんかこの時点で比較するレベルではない気がしますが。
念の為TG-5でマクロ撮影してみましょう!使用するのは、顕微鏡モードという超至近距離で撮影できる特殊なモードです。ダイヤルノブを顕微鏡マークに合わせ、撮影します。
そしてゴマを撮影すると…。
TG-4の顕微鏡モードで撮影した炒り胡麻。かなり接写で撮影できるのがお分かりいただけるでしょう!てか、ゴマってこんな模様があるの全然知らなかった…。ちょっと気持ち悪いですね。
ゴマって1mmくらいなので、1mmのアリもこれくらいの写真が撮れてしまうってことです。すごくないですか?
でも、実はTG-5の実力はこんなレベルではありません。この顕微鏡モード。実は4倍までさらに被写体に近づくことができるのです…。また、デジタルズームを合わせると8倍くらいまでは、画質劣化も少なく撮影することが可能。このゴマにももっと近づくことができます。
ここまでアップすると、もはやゴマなのか何なのかわからない…。ちょっとひょうたんにも似ているような。でもこれくらい近づいて簡単に撮影できてしまうのがTG-5なのです。
TG-5には絶対にこれを装置すべき!
ここまで、ゴマを例にTG-5のマクロの素晴らしさを書いてきましたが、アリなどの超小型の被写体を撮る上で欠かせないアイテムがあります。
実は私もTG-5を購入したときに同時に買ったのですが、「フラッシュディフューザー FD-1」という手持ちでのマクロ撮影を可能にする純正オプションです。
このFD-1は純正品のため、ぴったりTG-5やTG-4に装着することができます。フラッシュを白いリング部分で反射させて強制的に明るく撮影することでブレなく自然な感じで撮影することができます。これがあるのと無いのとではTG-5の実力がだいぶ変わってきます。マクロ撮影をメインにするのであれば、同時購入をおすすめします!
TG-5とFD-1の接続はこうなっている
大きさはこんな感じです。(写真はTG-4)
写真のように本体のレンズ外側にあるキャップを外します。(写真はTG-4)
そしてFD-1に付け替えるだけです。(写真はTG-4)
専用設計なので、ぴったり装着されます。分厚くなりますが、ちょっとメカっぽくなっていい感じですね。(写真はTG-4)
横から見るとこんな感じです。(写真はTG-4)
上からはこんな感じ。ちょっと分厚いですかね。(写真はTG-4)
TG-5とFD-1もピッタリ装着されます。
このFD-1を使用してTG-5のマクロ性能をみていきましょう!
TG-5でアリを撮影しよう!
まずはどんな感じでアリが撮れるのかをみてみましょう!飼育環境下で撮影すると、意外と光量が足りなくて撮影が難しいのですが、このTG-5の組み合わせを使うことで、問題なく撮影できてしまいます。
飼育環境下での撮影
飼育管理下のアリもこの通り撮影できます。サクラアリのような1mmほどの小さなアリもここまで寄って撮影ができてしまいます。
さらに、ライティングをして背景を白くしてあげつつ、画像編集で仕上げれば、もっとそれっぽい写真にすることもできます。
こんな感じでかなりそれっぽくなりますね!さすがにプロのような写真には劣りますが、コンパクトデジカメでここまで撮影できれば十分以上でしょう!
スマホのアプリでの加工方法はこちらの記事を参考に!
屋外撮影
屋外でもTG-5(TG-4)とFD-1の組み合わせは素晴らしいです。
とある山中での写真ですが、アカヤマアリの巣を撮影しました。屋外での撮影は正直難しいです。アリも複数が忙しなく動いていますから、ブレにブレます。何度もトライすることでいい感じな写真を撮影する感じでしょうか。ちょっと根気がいりますが、ピントがしっかり合えば、このように臨場感のある野生のアリの写真が撮影できます。
まとめ
いかがでしたか?アリを手軽に本格撮影することができるデジカメ「OLYMPUS Tough TG-5」。一眼レフなどの本格カメラと違ってコンデジの小ささが際立つマクロカメラです。コンパクトデジカメの中ではちょっとお高い部類かもしれませんが、何より気軽に持ち運べる機動性と、並外れたマクロ性能がめっちゃすごいので、めっちゃ重宝するはずです。アリでなくても、小さなものを撮ることが好きな人にはオススメですよ〜!
TG-5の詳細はこちら
・OLYMPUS Tough TG-5
・OLYMPUS Tough TG-6
・フラッシュディフューザー FD-1
動画でも説明しました!
2019年11月4日に動画を公開しました!