カメラ初心者ながらアリの撮影にハマってしまい、LAOWA100mm F2.8 2xUltra Macro APOを購入してしまいました。
いつもこのサイトでは、アリを撮影するカメラとして”オリンパスTG-6シリーズ”をオススメすることが多いのですが、実際に私がメインで使用するカメラはこれととは別に一眼カメラも併用しています。
▼TGシリーズについてはこちら
実は先日、10数年ぶりにカメラを新しくしましたので、普段私がどんなカメラを使っているか、同じくちょっと前に購入したLAOWA100mmマクロと合わせて簡単にご紹介させていただきます!
目次
現在アリ撮影に使用している機材
では、まずはそれぞれの機材を簡単にご紹介します。一眼カメラだと、本体だけでなくレンズやストロボなども別途用意する必要がありますので、重量がかなり重くなってしまうこともしばしば。でも、最近ではカメラ本体が小さなミラーレス機も普及していますので、現在では私もミラーレス一眼カメラを使用しています。
LAOWA100mm F2.8 2xUltra Macro APO
こちらが小さな昆虫撮影をする方々の中で評判の良いマクロレンズこと、「LAOWA 100mmマクロレンズ」。中国のメーカーですが、かなり変態的なレンズを低コスト、高品質で作られていてとっても人気の高いレンズメーカーなのだそうです。
ちなみに、この100mmマクロの何が良いのかと言うと、他の一般的な100mmf2.8マクロレンズが等倍なのに対し、こちらは最大撮影倍率が2倍である点です。
こりゃやべえレンズだ!という評判から瞬く間にマクロレンズ界隈で人気を博すことになったそう。しかもボケ味や画質もメッチャ評判が良いので、100mmマクロが欲しい人にとっては絶対に選択肢に入ってくるレンズでしょう。
私が使用するのはニコン用ですが、キャノン用、SONY用がそれぞれ用意されており、キャノン用は電子接点付きで自動絞りとなっています。
Nikon Z50
そして、これが最近買い替えたばかりのカメラ「Nikon Z50」です。今までニコンAPS-C機の一眼レフカメラを10年以上使用してきましたが、とうとう買い替えをしてしまいました。理由はいくつかあって、「動画撮影をしたい」というのと、「コンパクトにしたい」というのが大きくて、それに合致するのがこのZ50だったのです。
そうそう、このカメラはNikonとしてはミラーレス機でZマウントを採用した初のAPS-C機でして、評価もめちゃくちゃ高いと言われています。あまりカメラに詳しくないので何が素晴らしいのかは省きますが、エントリー機でめっちゃコンパクトなカメラなのに上位機種のZ6と同じ画像処理エンジンを搭載したりと画作りも素晴らしいとか。
あと、動画についてもAFの速さに惹かれます。また、単純に最新機種ですから画質も素晴らしいですね。ただしいくつか妥協点もあります。例えば動画の撮影時間は29分59秒が最大であることや、本体に手ブレ補正が搭載されていないという点は、多くの人にとって障害となりそうですね。私の場合は、三脚固定での撮影でありつつ短時間撮影しか行いませんので上記の点は問題になっておりません。
本体のボタンや蓋などの配置については、Nikonらしく右手でほとんどの操作ができてしまいます。また、コンパクトな本体なのにグリップが深く非常に持ち易いのも良い点ですね。これは便利!
実はこのZ50を購入するまでの間、一時的に嫁さんのOLYMPUS OM-D E-M5 MK2を使用していたのですが、そちらは左に電源ボタンやモードダイヤル、右に各種ダイヤルやボタンが配置されていたので操作が結構面倒でした。グリップも浅くて手が疲れやすく、私には合わなかったですね。
それから、Z50の本体関連で気になったのは、SDカードの格納が電池格納部と一体化している点です。まるでコンパクトカメラと同じ形状ですね。今まで使用してきた一眼カメラでは、本体の側面にカードスロットがあって取り出しやすいイメージがありましたが、Z50ではSDカードの取り出しがやや面倒になっています。
とはいえ、コンパクト軽量でありながら持ちやすいという利点は大きいですから、特に屋外への持ち運びがかなり楽になりましたね。
Smallrig 専用マウントプレート
Z50には、中華製の専用マウントプレートがあります。Z50と合わせてこちらを購入しましたが、非常に便利ですね。
底にピッタリ装着します。グリップ側に複数のネジ穴があるので、三脚撮影時にチルト液晶を干渉させずに撮影できるメリットがあります。
Nikon FTZ
こちらは、NikonFマウント用のレンズをZマウントで使用できるようにするための純正マウントアダプターです。所有しているレンズがほぼFマウント用のため、Z50と合わせて購入しました。Z50本体と質感が同じなので、雰囲気を損なわずいい感じです。
LAOWA KX-800
ストロボは以前当サイトでもご紹介したKX-800を使用しています。このストロボは癖がありすぎますが、アリの写真を撮影するときは必須ですね。
audio-technica AT9945CM
動画撮影では外部マイクを使用しています。現在はこのAT9945CMを使用していますが、このマイクとZ50だとホワイトノイズが乗りまくります。もっと良いマイクがないか検討中です。
アリの写真・動画撮影時の組み合わせ
写真撮影時も動画撮影時もアリが対象の場合は上記LAOWA100mmf2.8マクロだけ使用しています。装置するときはFTZを本体とレンズの間に噛ませる必要がありますが、これに加えてエクステンションチューブを追加することもあるので長さや大きさ的には問題ないですね。
レンズを装着した状態。
絞りはF2.8からF22までレンズの絞り環で直感的な操作が可能です。Z50での使用はF11まで全く問題ない感じで使えています。不満なところは、Nikon用レンズの絞り羽根が7枚のため、玉ボケが角張るのがちょっとなぁといった感じです。
これに、KX-800ツインストロボを付ければ写真撮影用のセットが完成となります。これに加えて、ディフューザーを装着することで柔らかいライティングができるようになりますね。ディフューザーは紙で自作して代用することが多いですが、ある方に既製品を教えていただき最近ではケンコー・トキナーの「影とり」を使うこともあります。
写真の撮影は基本手持ち、動画撮影は100%三脚使用で撮影します。
ちなみに全ての機材トータルの重量は1905gです。約2kgと重く思われるかも知れませんが、本体がめちゃくちゃ軽いZ50(約450g)だからこそ2kg以内に収まっているとも言えるでしょう。
変わって、動画撮影時はストロボを外して外部マイクを取り付けます。これに加え、暗い場合は、ライトを装着する場合もあるでしょう。
Z50とLAOWA100mmで撮影したアリの写真
Z50は動画撮影を中心に使用していますので写真はまだ数回の使用ですが、先日クロオオアリ女王アリを撮影しましたのでご紹介します。
使用感としては、「めちゃくちゃ撮影が簡単になった!!」という実感を真っ先に感じます。電子ファインダーの性能が良くて、拡大させての詳細なピント合わせやファインダー表示時の明るさなど、補助的な機能が以前使用していたNikon機とは全く異なります。
もちろん、フルマニュアルでの撮影ですから初めての方にはオススメできない機材ですが、あまりカメラのことを分かっていない私でもある程度勉強すれば使いこなすことが可能です。
まとめ
2020年はZ50とLAOWA100mmの組合わせを中心に、サブ機のTG-5も併用しつつ写真・動画撮影をやっていきます。他にもほしいレンズがたくさんありますが、これ以上今年はお金をかけられませんからね…!
現在、動画を中心に撮り溜めている最中ですので、定期的にYouTubeに投稿して行く予定です。ぜひ楽しみにしててくださいね〜。