アリを飼育していると、ついつい色々な種類に手を出してしまいがちですよね。私もクロオオアリ から始めたアリ飼育が、結果的に現在はたくさんの種類のアリを飼育しています。
当ホームページではアリの飼育日記を普段扱っておりませんので「本当にアリを飼育してるの!?」と思われているかもしれませんが…、ちゃんとアリ飼育してます!
ということで今回はその中から特にお気に入りのアリたち15種類をご紹介します!(今回紹介できなかったアリもいずれご紹介できるように頑張ります…)
目次
飼育中のアリからお気に入り「15種類」のご紹介
ミカドオオアリ
我が家の中では大きな部類のコロニー。直径5cmほどの枯れ枝に営巣しているところを採集しました。ハイブリッドネストで飼育していて経過は順調です。夜行性と言われていますので、通常時は暗い場所で管理しています。
エサは何でも食べてくれるため飼育は非常に簡単です。我が家で初めて大規模な脱走をしたのもこのミカドオオアリコロニーだった気が…。チューブを齧られて脱走することがあるので飼育の際は十分お気をつけくださいね!
飼育状態 | 乾燥飼育 |
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巣 | Large Hybrid Nest、平型石膏飼育ケース(完全乾燥) |
餌場 | 100均ケース、餌皿、水皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
アメイロオオアリ
離島でたまたま採集した有翅女王アリをじっくり育て上げました!結果的に産卵〜働きアリ羽化と非常に順調です。
アメイロオオアリも夜行性のため、基本はアルミホイルで覆って飼育しています。エサは何でも食べてくれる優秀な子です。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
ムネアカオオアリ
平型石膏巣での飼育ですが、すでに手狭になっている今シーズンは引越しが必要ですね。ムネアカオオアリは朽木や切り株の根元など湿った場所に巣があります。
土に巣口があることもあり、このコロニーは地中の枯死した樹木の根っこに巣を作っていました。よく見るとシロアリの食害によりできた空間で暮らしていた様です。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
クロオオアリ
現在自宅に置いているクロオオアリは昨年ヤフオクで試しに購入したコロニーです。まだ1年目で小規模ですが、2年目、3年目で一気にコロニーが大きくなるので楽しみですね。
ちなみにクロオオアリ は石膏巣をずっと使ってきていますが、巣の大きさに応じてコロニーも大きくなる印象です。ちなみに数百頭のコロニーも所有しています。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
ナワヨツボシオオアリ
海岸に近い林で採集したコロニーです。大きなコロニーですが、未だに新女王やオスアリを見ないですね。
ウメマツオオアリやヤマヨツボシオオアリと飼育上のポイントは変わらず、巣内は完全乾燥、餌場に餌皿と水皿を置いて管理中です。これだけでめちゃくちゃ増えます。
飼育状態 | 乾燥飼育 |
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巣 | アリの巣みえ〜る、平型石膏飼育ケース(完全乾燥) |
餌場 | 100均ケース、餌皿、水皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
ヨツボシオオアリ
乾燥させた平型石膏巣で飼育中です。上のナワヨツボシオオアリと管理方法は変わらず、巣の完全乾燥と餌場に餌と水を置けばOKです。
昨年2019年の新女王ですが、非常にコロニーの成長がゆっくりで現時点で働きアリは2頭しか羽化していません。
飼育状態 | 乾燥飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース(完全乾燥) |
餌場 | チューブ餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
クロヤマアリ
比較的大きいコロニーですが、いかんせん自作の巣が汚くなってしまったため中の様子を把握できていません…。今期は平型巣への移行を検討中です。
クロヤマアリは光や振動にとても敏感ですから放置飼育が向いています。石膏への給水と餌やり以外は放置中です。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 石膏巣 |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
トビイロケアリ
玄関先にいた新女王を保護して育てています。我が家には現在数コロニーのケアリがいますが、一応理由があります。
それは「女王が突然死する」からです。我が家に限った話かもしれませんが、順調に見えたコロニーでもコロッと一夜にして女王アリが落ちてしまう事が一定の割合で生じています。
ケアリは寄生種のためにもコロニーを維持させておきたいですから、新女王を見つけたら必ず飼育するようにしています。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
アメイロケアリ
昨年立ち上げたコロニーです。トビイロケアリに寄生させましたが順調に冬を越しています。今シーズンはコロニーの巨大化と巣内の固定巣の観察をしてみたいですね。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
トビイロシワアリ
3女王が同居するコロニーです。これまでの浅い飼育経験でも何度か新女王からやっているのですが、うまく飼育できていません。
このコロニーはあり巣 in undergroundさんから購入した既製品の石膏巣で飼育しており、まもなく1年になります。このまま順調にコロニーが成長してくれることを願うばかり…。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 石膏巣 |
餌場 | チューブ餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
キイロオオシワアリ
このアリは土に接地する枯れ枝の湿潤した箇所から得られます。石膏巣で管理していますが、特に問題なく順調ですので通常のアリの飼育方法で問題無さそうです。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
テラニシシリアゲアリ
こちらでご紹介するのは、先日の丸太巣レビュー記事で採集してきたコロニーです。
丸太巣への引越し後も順調で、しっかりと巣を使ってくれています。樹上性のシリアゲアリで、ウメマツオオアリ等と同じように乾燥した環境を好みますね。
女王単体から飼育を始めるのはなかなか大変ですが、このようなコロニーを採集してきて飼育を始めるのであれば容易に飼育ができる種類です。
飼育状態 | 乾燥飼育 |
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巣 | 丸太巣 |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm)※正確にはチューブではなく継手 |
キイロシリアゲアリ
個人的に最も飼育が簡単なアリだと思っていますが、賛否があるみたいですね。女王アリ5〜7頭くらいで始めると安定しつつ冬を越せます。
春までは放置飼育が基本で女王のストレスとなるような光、振動、乾燥を極力避けて管理すれば翌春に働きアリが羽化するはずです。我が家には数コロニーのキイロシリアゲアリがいますが、現在はこの中規模コロニーがお気に入りです!
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | チューブ餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
ハラクシケアリ
ハラクシケアリとしていますが誤同定の可能性があるため、種類は仮とさせていただきます。湿潤した朽木から得られたコロニーです。多女王制でコロニー内に複数の女王が見られます。このコロニーの食事は昆虫を好む傾向です。
暑さに弱く、夏場の温度管理と冬の低温管理が必要なちょっと普通よりも神経を使う種類のアリですね。ただし、見た目はとても良いアリです。
飼育状態 | 加湿飼育 |
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巣 | 平型石膏飼育ケース |
餌場 | アクリル餌場、餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
ムネボソアリ
現在、もっとも小さなコロニーのひとつ。このコロニーは新たな取組として「チョコベビー巣」という自作巣で飼育しています。実はムネボソアリはこれ以外に、”枝のまんま巣”という枝を解体せずそのまま飼育しているコロニーも所有しているのですが、それだと「観察できない」というデメリットが存在するため、こちらのコロニーでは透明でありつつコンパクトな巣を採用してみました。
ちなみに個人的にはムネボソアリの飼育は、6mm〜8mmチューブと大きな餌場の組み合わせが最も安定する気がしています。
飼育状態 | 乾燥飼育 |
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巣 | チョコベビー巣 |
餌場 | チューブ餌皿 |
チューブ | 外径8mm(内径6mm) |
まとめ
今回は特にお気に入りでオススメのアリを15種類ご紹介させていただきました!これ以外にも「ヤマヨツボシオオアリ」「イトウオオアリ」「クロナガアリ」「ウメマツオオアリ」「ヒゲナガケアリ(仮)」「サクラアリ」「ハリブトシリアゲアリ」「ウメマツアリ」「アギトアリ」などなど、外国産では「コハクオオアリ」なども飼育しています!これらのアリについてもご紹介したいと思っていますので、お楽しみに〜。